食べっプリンス

食べップリンス・田口智也です。

 

2012年に初めて石巻のウマイモノめぐりをして、それを「トモ食い〜田口智也の食べ歩き〜」と題し【イシノマキにいた時間】のブログ内で紹介してきました。

 

読んでくれた方が石巻に足を運ぶキッカケになってくれたらと思い、始めた企画ですが、今は、完全に自分が何度も足を運ぶ理由になってます。

 

美味しいお店って、僕にとっての『パワースポット』です。

 

この『トモ食い』ブログを参考に石巻を訪れてくれた人や、地元の人が『トモ食い行ってみるべ』と、足を運んでくれたという声を聞いて、調子に乗って【石巻ウマイモノマップ】を作りました。略してウマップ。

 

 

ちょっと、ゆるキャラ的なニュアンスも込めて『食べっプリンス』という名をもらいました。次は、親膳大使になるのが目標です。

 

石巻は、新鮮な魚介はもちろん、普段の生活になじみのある料理、ちょっと贅沢な料理などなど、生活の源となる食の文化が充実している街です。

 

そして、出される料理にはそれぞれに沢山の想いが込められているのです。

 

このウマップはvol.1で、今vol.2を作り始めています。
では、魅力ある石巻の町とウマイモノを、紹介したいと思います。

 

 

 

石巻は現在、人口約15万人です。つまり、1日45万食を消費している大きな街です。

 

 

まずは日本の国民食ラーメン。
個性あふれるラーメンが数多くあります。その中でも僕のお気に入りは

 


牡鹿半島にある【瑞幸】。

 

 


お店の駐車場からは絶景が一望できます。

 

 


磯ラーメン
ホタテ、エビ、カニなどの石巻の新鮮魚介や海藻をふんだんに使い、磯の香りがフワッと立ちのぼる。フワッを通り越えて、ドワッと立ちのぼります。

 

石巻の海を表現されている、そんなラーメンです。

 

 

そしてちょっと珍しいのが

 


飯野川で昭和15年に創業した歴史ある食堂【きかく】。

 

 


サバだしラーメン
三陸産のサバから丁寧に取ったダシで作られたスープは、臭みが全くなく、まろやかでコクがある。
石巻専修大学の学生と地元のラーメン店が共同で開発し、そのウマさが口コミで広がり、今ではカップ麺になって販売されるようにもなっています。

 

 

ガッツリ食べたい人は

 


中国人夫婦が営む本場中国の味を味わえる中国料理店【雲雀】。

 

 


スペアリブラーメン
じっくりと焼いたスペアリブを豪快にラーメンの上に乗せ、スペアリブからにじみ出た肉汁がスープに混ざる。
もはや栄養ドリンクです。

 

 


このお店のご主人は、日本で料理の修業をして、一度中国に帰り、奥さんを連れて再び日本にやってきました。
奥さんは、日本で、最初に訪れたのが石巻で、石巻が私の故郷と思っているそうです。
そんな夫婦の笑顔と共に出される料理には、石巻を愛し、復興を願う二人の想いが込められています。
『想い』というのは、最高の調味料なのかもしれません。

 

 

石巻にはたくさんのスイーツがあります。なかでも

 


地元の方に愛され続けている人気のパン屋さん【うつみパンや】。

 

 


あげパン
朝9時30分に開店し、15分で売り切れてしまうほどの大人気商品。
上品なこしあんが、フワッフワの生地に包まれており、まるで雲を食べているかのような食感。
起きてスグでも、ペロリと何個でも食べられちゃうあげパンです。

 

 

 

ボストンパイって知ってますか?
スポンジケーキに甘く煮たリンゴを挟み、バタークリームをたっぷり塗ったケーキがあります。

 

現在、石巻では6店舗で製造・販売をしており、シロップを多く染み込ませたり、シナモンを使用したり、甘さ控えめだったりと、お店によって特徴が違います。
全店舗を回って食べ比べしてみてはいかがでしょうか?もちろん、僕はしました。

 


【平和堂】

 

 


【ガトーアムール】

 

 


【加藤菓子店】

 

 


【風月堂】

 

 


【えくれーる】

 

 


【菓子の三平】

 

 

甘いものが苦手だ、という方にはコチラ。

 


女川町の【きぼうのかね商店街】。

 

 

ここは震災で被害を受けた女川町の商店と街の皆さんの生活の復興のために、女川高校のグラウンドに開設された商店です。
青果店や雑貨、カフェや美容室など生活に必要不可欠なお店が軒を連ねます。

 


その一角にある精肉店【八百東商店】

 


チキンカツ

 

 

なんでしょうか、この幸せな大きさ!人の顔ほどあるチキンカツは、値段も驚く65円!
サクサク衣とジューシーなチキンは、もはや3時のおやつです。
11時ごろ行くと揚げたてが食べられます。11時のおやつです。
また、事前に連絡を入れておくと、時間に合わせて揚げてくれます。

 

他にもハムフライやコロッケなど常時15種類以上の揚げ物が並んでいます。

 

 

 

さぁ、海鮮にまいりましょう!
僕はお刺身が大好きです。お刺身を前にするとテンションと血圧が上がりまくります。

 


女川町で再開した【おかせい】。
ここの女川丼を初めて見たときは衝撃でした。

 


一瞬にして心を奪われました。

 

 

そしてなによりキャッチコピーがいいんです。

 


新鮮魚介が舞い踊っています。

 

 


雄勝町の【洸洋】。
女川と同じく雄勝も津波により壊滅的な被害を受けました。

 

 


洸洋のご主人、上山政彦さんは元々卸売業や移動販売をされていましたが、震災を機に地元雄勝にお店を構えることを決めたそうです。

 

『震災前と同じことをやっていても先には進まない。どんどん新しいことをして、そして三陸のうまいものをたくさんの人に食べてもらいたい』と上山さんは言ってました。

 


夏の時季は旬のウニを使ったウニしらす丼。

 

 


冬の季節は肉厚で甘いホタテをお刺身で。

 

どれも海の目の前だから味わえるのです。

 

 

震災前と同じ場所でお店を再開させるのは大変なことでした。

 


石巻中央地区にある創業100周年を迎えた老舗のうなぎ屋さん【八幡家】。
女将の阿部さんは中央地区のリーダー的存在で、みんなの先頭に立って復興に向けて町のために動いていました。そのため、ご自分のお店は後回しになってしまいました。
阿部さんは「同じ場所でやらなくちゃ!」と、震災から1年4カ月。同じ場所にお店を再開させました。

 


八幡家さんのうなぎには、阿部さんや職人さん、従業員の皆さんの「伝統の味を守りたい」という『想い』が込められているのです。

 

 

 

僕は食べることが大好きです。
食べたいモノを食べられる事に喜びを感じます。

 

あの頃、いろいろな場所で差はありますが、避難所にはお弁当やパン、炊き出しが届きました。
でも、食べたいモノを選ぶという選択はできませんでした。

 

今、お店が再開して、食べたいモノを選んで食べられるという当たり前の光景が少しずつ戻り、そして、それは同時に、料理人の人たちが作りたいモノを作れる、という喜びが石巻に戻りつつあるのだと思います。

 

海によって失われた町が、海の幸によって復興を取り戻しつつあります。

 

船を出し漁業を再開させた漁師さん
厨房に立ち腕を振るう職人さん
笑顔で料理を運ぶおかあさんたち
そうして運ばれてきた料理を前にすると、胸が熱くなります。

 

食を通して、石巻という町を知り、そこで料理を作っている人たちの想いを感じ、僕は美味しいモノを食べる。

 

普段何気なく使っていた『いただきます』という言葉。
石巻で聞こえてくる、1日45万回の『いただきます』は、必ず復興につながると信じています。

 

また石巻に『いただきます』を言いに行こうと思います。

 

是非みなさんにもウマップを持って石巻に出かけてくれたらと思います。

 

 

 

 

【イシノマキにいた時間】オフィシャルブログでは定期的に「トモ食い」レポートを掲載しております。是非ご覧になって下さい。
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